米オラクルCEO、ハワイの航空会社を買収 昨年の島に続き
ニューヨーク(CNNMoney) 米IT大手オラクルのラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)が、昨年ハワイの島をほぼ丸ごと1島手に入れたのに続き、今度はハワイの島々を結ぶ地域航空会社アイランドエアーを買収した。
買収はエリソン氏が経営する投資会社ローレンス・インベストメントが27日に発表した。買収金額は非公開。発表資料では「我々はハワイにおける交通手段の重要性を認識しており、ハワイ住民のための役割やサービスの強化を保証する」と述べている。
アイランドエアーは従業員245人。レス・ムラシゲ社長は、昨年のリストラの一環として、エリソン氏への売却を決めたと語った。当面の間、買収に伴う人事異動は行われない。同航空の広報は、「ラリー(・エリソン氏)はアイランドエアーを存続させ、前進させてくれる人物だ」と話している。
エリソン氏は2012年6月、ハワイで6番目に大きい島、ラナイ島の約98%を購入した。同島はかつてパイナップルの一大産地だったが、今では観光業が主要産業となり、高級リゾートやゴルフコースがある。人口は約3500人。