タイタニック2号、2016年就航へ 同じ航路をクルーズ
(CNN) オーストラリアの富豪が、豪華客船「タイタニック」を再現したクルーズ船を2016年に就航させる計画を発表した。英サザンプトンを出航して同じ航路をたどり、タイタニックがたどり着けなかった米ニューヨークを目指す。
「タイタニック2号」の運航計画は、運輸会社ブルー・スター・ラインを経営するクライブ・パーマー氏が米ニューヨークのイントレピッド海上航空宇宙博物館で26日に開いた発表会で披露した。
タイタニック2号の建造は中国の造船会社に発注済みで、かつてのタイタニックをそのまま再現する。総工費は明らかにしていない。ブルー・スター・ラインは中国の富裕層にアピールしようと、マカオのカジノで今月、ディナーパーティーを開いた。
1912年に出航したタイタニックは沈没し、多数の犠牲者を出した。しかしパーマー氏は、「タイタニック2号」は世界一安全なクルーズ船になると強調。船名のせいで不吉な印象を持たれることは心配していない様子で、100万ドル(約9200万円)で初航海に参加したいという引き合いもあると話している。