会議を効率化するためには、歩け! 「散歩ミーティング」が静かなブーム
(CNN) 米カリフォルニア州の経営コンサルタント、スティーブ・トバック氏は、何年も前の、とても細かい上司との1対1の苦痛に満ちたミーティングを思い出すことがある。しかし、ある日、ミーティングの代わりに散歩に行こうと誘われてからは、彼との、仕事上および個人的な関係は変化した。
外に出て青空の下で少し体を動かすと、驚くことにその上司は明るくなり、その後は、とても良い関係になれたと言うのだ。
参加者が全員立ったままで行うグループ会議がここ数年、人気を博しているが、先進的な企業では、歩きながら行う1対1の「散歩ミーティング」がはやっているという。
米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏をはじめ、交流サイト・フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏、短文投稿サイト「ツイッター」の創業者ジャック・ドーシー氏も散歩ミーティングの支持者として知られている。
最近では、アップルなど多くのIT企業で働き、経営幹部も務めたニロファー・マーチャント氏が、IT・デザイン・エンターテイメントの専門家が集うTEDカンファレンスで散歩ミーティングを激賞していた。健康に良い上に、会議室でのミーティングよりも一体感が高まるというのだ。