会議を効率化するためには、歩け! 「散歩ミーティング」が静かなブーム
マーチャント氏は「横に並んで歩くことで、一緒に何かに取り組んでいるという視点が強化される」と説明する。
マーチャント氏が散歩ミーティングを始めたのは、運動する時間を十分に取れないためだった。だが、散歩ミーティングによって、仕事と健康維持のための時間の配分で悩まなくても済むようになった。
今でも週に1回、ジョギングかジム通いをしているマーチャント氏だが、彼女の運動量の70%は散歩ミーティングが占めている。
しかし、同僚を散歩ミーティングに誘うのは、これまでのミーティングの常識とはかけ離れていることもあり難しいこともマーチャント氏は理解している。また、一部の人は体力に自信がなく、そのことを恥ずかしく思っているとも彼女は語っている。
さらに、メモを取るのが難しいことや、携帯端末機器を使えないのは不安だという現実的な懸念もある。
しかしマーチャント氏は、重要な点についてはメモを取るし、携帯電話などは、ミーティング中は邪魔なだけだと主張する。
仕事中に血液循環を活発にすることのメリットを認めているのは、シリコンバレーの企業幹部だけではない。