海外旅行支出額で中国人が初の首位、日本8位 世界観光機関

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(CNN) 国連の世界観光機関(UNWTO)は6日までに、2012年における海外観光客の支出額調査を公表し、中国人が初めて首位に立ったと報告した。

総額は中国人として過去最高の1020億米ドル(現在の為替相場では約9兆9960億円相当)。730億ドルだった11年比では40%の激増。

過去10年の中国人の海外旅行増加を反映した数字で、中国内で急速に進む都市化や可処分所得の増加、政府による海外旅行規制の緩和も作用している。UNWTOによると、海外旅行した中国人は2000年の1000万人から12年には8300万人に飛躍的に増加、世界最高の成長率を示した。

海外旅行客の支出額で中国人は05年に7位だったが、その後、イタリア、日本、フランスや英国を追い抜いた。12年は、それぞれ840億ドル近くだったドイツ(2位)と米国(3位)を上回った。

報告書では海外旅行1回当たりに費やす金額には触れなかったが、中国人の平均支出額は1230ドルと推定。中国人の海外観光客は15年までに1億人に膨れるとも見ている。この数字は当初、20年に実現すると予測していた。

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