日経平均株価が急落、中国経済統計の悪化など背景に
ロンドン(CNNMoney) 東京株式市場は23日、中国の経済データの悪化などを受けて急落し、日経平均株価が前日比で7.3%下落して取引を終えた。過去7カ月間の上昇基調が急停止する下げ幅となった。
中国の5月を対象にした経済統計は、製造業分野で小幅な成長率を予想する市場を裏切る悪化を示していた。日経平均株価の急落はまた、米連邦準備制度理事会(FRB)の議事録が公開され、一部メンバーが早ければ今年6月にも国債購入を縮小することを示唆した内容だったことにも反応した。
日経平均株価は過去1年、70%以上上昇していた。23日の早い段階の取引では5年ぶりの水準まで一時上げていた。
円相場は23日、米ドルに対し1.5%増の円高を記録した。