NYダウ終値が最高値更新、経済指標を好感
ニューヨーク(CNNMoney) 米連休明け28日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均の終値が前週末終値比106.29ドル(0.69)%高の1万5409.39ドルに達し、史上最高値を更新した。景気回復を示す経済指標の発表を好感したとみられる。
S&P500種指数は0.63%、ハイテク株中心のナスダックは0.86%上昇した。債券市場では10年債利回りが2.1%を上回り、過去1年余りで最も高い水準に達した。
同日発表された1~3月期のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年同期比10.2%上昇と予想を上回り、2007年以来の伸びを記録した。また今月の消費者信頼感指数が5年ぶりの高水準となったことも、景気回復への期待感を高めた。
今年のニューヨーク市場では、毎週火曜日の相場上昇が続いている。ダウが火曜日に伸びる展開はこれで連続20週目となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行、欧州中央銀行はいずれも、国債買い入れによって金利を抑える金融緩和政策を当面継続するとの方針を示している。