遺産譲与額、首位は豪州の5千万円余 銀行調査

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(C)HSBC/CNNMoney

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ニューヨーク(CNNMoney) 銀行大手HSBCは14日までに、定年退職した米国の両親らが子どもに残すと予想される遺産の平均額は17万7000ドル(約1823万円)相当で、世界では6位だったとの調査報告書を発表した。

首位はオーストラリアの50万ドル(約5150万円)で、シンガポールの約37万1000ドルが2位。この後に英国、フランスや台湾などが続いた。豪州の首位は、不動産価格の上昇を反映している。

調査は15カ国・地域の住民1万6000人以上を対象にしたもので、日本は対象国に入っていない。

調査結果によると、定年退職者の69%が遺産の譲与を考え、その平均額は14万8000ドル。各国別にこの比率を見ると、インドが86%と多く、米国は56%だった。

ただ、米国では定年退職者の多くが死去する前に子供らに遺産を授ける傾向も出ている。HSBCの報告書によると、労働年齢人口に含まれる米国人の約35%が既に家族らから現金を付与され、その平均金額は2万4000ドルだった。

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