遺産譲与額、首位は豪州の5千万円余 銀行調査
今回調査に応じた米国人の約3分の2は、授けられた遺産は定年退職後の生活設計の資金の一部に使うと回答。10%は、退職後の生活資金を遺産に全面的に頼るとしていた。
ただ、同銀の資産管理担当責任者は老後の生活設計で遺産相続に過度に頼る危険性を警告。遺産を期待する定年退職者が病気に突然陥って不意の出費を迫られ、遺産譲与の計画に狂いが生じる可能性もあると述べた。金融サービスのアメリプライズ・フィナンシャルは最近、定年退職者は予期せぬ出来事に遭遇し、平均11万7000ドルの出費を強いられていたとの報告書を発表した。
同責任者はその上で、退職後の生活設計について「準備に早く取り組むほどより確かな金銭的な保障を確保することが出来る」と助言している。