数百万件のカード情報流出か、当局が捜査に着手 米
ニューヨーク(CNNMoney) 米小売り大手ターゲットの店舗で買い物客が使ったクレジットカードの情報が大量に流出したと報じられ、米シークレットサービスは18日、この事件について捜査に乗り出したことを明らかにした。
セキュリティー問題に詳しいブライアン・クレブス氏が運営する情報サイトによると、クレジットカード情報の流出は、感謝祭翌日の「ブラックフライデー」(11月29日)の前後に発生した。ターゲットの店舗で買い物客が使ったクレジットカードやデビットカード数百万枚分の磁気ストライプ情報が盗まれた可能性があるという。
磁気ストライプ情報は偽造カードの作成に利用される恐れがあるほか、もし暗証番号も流出していた場合は、偽造カードを使って現金自動出入機(ATM)から現金を引き出される恐れもある。
ターゲットにコメントを求めたが、18日夜までに返答はなかった。
クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレスとディスカバーは、この問題について認識していると述べ、不正防止措置を講じたことを明らかにした。