韓国でカード情報が流出、トップ辞意も
香港(CNNMoney) 韓国の大手クレジットカード会社が保有する個人情報が大量に流出していたことが明らかになり、利用者からクレジットカード会社に対する怒りが広がっている。一部カード会社のトップは22日までに辞意を表明した。
この事件では、リスク管理や不正検出サービスなどを提供する民間企業コリア・クレジット・ビューロー(KCB)の社員が、社内でさまざまなデータベースにアクセスできる立場を利用し、1年半の間に密かに記録メディアにデータをコピーしていたと見られている。
最も影響を受けたのはKB国民カード、ロッテカード、NH農協カードで、クレジットカード番号や住所などの個人情報が盗まれた。
韓国政府はすでに事件の捜査に乗り出している。金融規制当局は「この事件により生じた金銭的損失は、関連のクレジットカード会社が補償する」と述べた。
データを盗まれた韓国企業3社は公式に謝罪し、各企業の幹部らが辞意を表明。NH農協カードはトップが辞意を表明した。