日本の10~12月期GDP、年率1.0%増 市場予想下回る
(CNNMoney) 内閣府が17日に発表した2013年10~12月期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%増、年率換算で1.0%増にとどまり、エコノミストが予想していた年率2.8%を大幅に下回った。
輸出が伸び悩み、輸入が輸出を上回るペースで増えた。消費税増税で4月以降の消費支出の伸び悩みが予想される中、景気回復の力強さに疑問が生じている。
デフレからの脱却や経済成長戦略を掲げたアベノミクス効果はこれまでのところ限定的だ。賃金はあまり上がらず、構造改革の実現も困難な状況が続く。労働市場の柔軟化、外国人労働者の活用、働く女性の増加といった公約の多くもまだ果たされていない。
成長鈍化が今後も続く場合、日銀に対して追加緩和を求める圧力が強まる可能性もある。