トヨタ会館、トヨタの工場見学ツアーを体験
工場内では常にさまざまな音や音楽が聞こえ、まるで巨大なゲームセンターの中にいるような気分になる。これらの音は「ジャスト・イン・タイム」と呼ばれる後工程引き取りシステムの一環で、現場で機械が故障したり、問題が検知されたりした際に、工員が監督者を呼び出したことを知らせるシグナルだ。その間も生産ラインは迅速に稼働し続けている。
もう1つ、ガイドの話の中で興味深かったのは、トヨタが考案した「ドアレス工法」だ。トヨタの工場では、工員が部品を組み立てる際に車に迅速に出入りできるよう車体からドアを取り外し、組み立てラインの後半で再び取り付ける。
そしてツアーの最後には、トヨタの工員に必要な技能を試せる時間制限付きのゲームがあり、ロープを輪にしてフックに引っ掛けるゲームや、ボルトの締め外しを行うゲームなど、さまざまな種類がある。
ツアー全体の所要時間は2時間半ほどだ。
ミュージアムに戻り、ギフトショップを訪れると、車がテーマのレトルトカレーが並ぶショーケースを発見。もちろん、1つ購入した。少なくともこの工場という状況下では、トヨタが作るすべての商品が素晴らしく見えてしまう。