世界の新築高層ビル番付 首位は英国の「ザ・シャード」
(CNN) 世界の新築高層ビルを建築の専門家らが採点したランキングで、ロンドンの「ザ・シャード」が首位を獲得した。
建築関連のデータを扱うドイツの企業エンポリスは2000年から毎年、「スカイスクレーパー・アワード」を発表している。世界各地で1年間に完成した高さ100メートル以上のビルを対象に、国際審査団がデザインの美しさと機能性の両面から採点する。
1位のザ・シャードは、狭い土地を工夫して使う革新的な設計が注目された。「印象的で目につきやすく、すでにロンドンの象徴となっている」との評価を受けた。
2位はウィーンの「DCタワー」。細長い構造とは裏腹に、鏡のように滑らかな3つの面とゴツゴツした4つ目の面の対比が堅牢な印象を醸し出している。
3位には上海近郊の太湖を望むドーナツ型のビル、シェラトン湖州温泉リゾートが入った。「大胆なデザインは夜のライトアップでさらに際立ち、その堂々とした姿が湖にも映える」と称賛された。
上位10件の中に北米のビルはなかった。欧州からは5件が選ばれ、08年以来最多の記録となった。