排泄物を飲み水に、ゲイツ財団の支援で工場建設へ
工場で生産された水を自ら飲んで、「おいしい」「ボトルから飲む水と変わらない」とコメントするビデオも掲載。「使われている技術について学んでいるので、毎日でも喜んで飲める。それほど安全だ」と強調した。
排泄物はセ氏1000度で加熱して水分を除去し、さらに安全のための処理を施す。乾燥させた排泄物を燃やした熱で発電し、この電力を使って水を抽出する仕組み。余った電力や水を販売することもできる。
ゲイツ氏によると、途上国では下水設備が整っていないために川や海に汚物が廃棄され、汚水が飲料水に混入しているという。こうした不衛生な環境のために死亡する子どもは年間70万人に上っている。