日本マクドナルド、ナゲットなどに異物混入の報告相次ぐ
香港(CNNMoney) 日本マクドナルドで販売されたチキンマックナゲットなどの商品に異物が混入していたとの報告が相次いでいる。
今年に入って、3日に販売されたナゲットの中にビニール片が混入していたことが発覚。同社は同じタイの工場で同じ日に製造された95万6925個のナゲットの販売を中止した。
ところが5日、別の店で販売されたナゲットにもビニール片が混入していたことが分かった。この2件に関連があったのかどうかは不明のままだ。
同社は謝罪のコメントを発表し、早急に原因を調査すると表明した。
日本マクドナルドではこの数カ月間、商品を巡る問題が相次いで発生している。昨年7月、中国の食品加工工場が使用期限切れの肉を出荷していた問題をきっかけに売り上げが激減。食材の調達先を中国からタイに切り替えた後も落ち込みは止まらず、前年同月比で売上高がマイナス10%をさらに下回る月が続いた。昨年1年間の純損益は11年ぶりの赤字となった。
昨年8月に大阪府内の店舗で販売されたフライドポテトに歯のかけらが混入していたとの苦情が寄せられていたことも明らかになったが、原因は判明していない。
年末には米西海岸の港での労働争議の影響を受けて、フライドポテトの原材料が調達できず販売規制を余儀なくされた。ポテトの販売は今週に入ってようやく通常に戻ったばかりだ。