経営幹部はコンピューター? 仕事自動化の影響は

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将来は上司がロボットということも?

将来は上司がロボットということも?

(CNN) 将来、全ての仕事がロボットに代行されるようになるだろうとは、よく言われることだ。ただ、経営者の職もロボットの脅威にさらされるとまでは、通常、想定されていない。

香港のベンチャーキャピタル、ディープ・ナレッジ・ベンチャーズ(DKV)はこのほど、コンピューターアルゴリズムを同社の取締役会の役員に指名した。投資戦略を決定するにあたり、機械に人間と「同等の議決権」を与えたのは、史上初だという。

DKVは、高齢者治療や再生医療に投資している企業だ。投資先を決めるにあたり、アルゴリズムを利用して、医療金融の世界の潮流を分析している。

同社の共同経営者であるドミトリー・カミンスキー氏は、アルゴリズムを役員に指名した背景として、資産評価の大部分を自動化したり、人間には読み取れない膨大な過去のデータを分析したりするソフトウエアに魅力を感じてきたと説明する。

こうした動きは、DKV以外のベンチャーキャピタルや投資ファンドにも波及していくかもしれない。

もっとも、経営陣のロボット化には懐疑的な向きもある。機械学習を専門とする英オックスフォード大学の准教授、マイケル・オズボーン氏は昨年、700種類に及ぶ職業について、自動化のされやすさを検証した。

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