日本が最下位、主要企業の女性役員の割合
ニューヨーク(CNNMoney) 世界20カ国で主要企業の役員の中に女性が占める割合を調べた結果、日本は他国から大きく引き離されて最下位に位置していることが分かった。
女性のキャリア推進を掲げる国際非営利団体(NPO)のカタリストが調査を実施し、13日に報告書を発表した。
それによると、女性役員の割合は首位のノルウェーでも35.5%と、全体の約3分の1にとどまっている。2位はフィンランドで29.9%、3位はフランスで29.7%だった。
日本は20カ国中最下位の3.1%。18位のインド(9.5%)、19位のポルトガル(7.9%)と比べても低さが際立っている。
米国は19.2%でオーストラリアと並び、10位だった。
カタリストによれば、役員に女性が多い企業は男性優位の企業に比べて優秀な社員が集まり、より革新的で財務上の業績も上がりやすい傾向がみられるという。