「残り5日間」 EUがギリシャに改革案求める
ロンドン(CNNMoney) ギリシャが財政危機に直面している問題で、ユーロ圏の首脳らは7日に緊急会議を開き、同国への金融支援に応じるための合意は12日を期限とすることで一致した。
首脳会議はブリュッセルで開かれ、ギリシャのチプラス首相も参加した。欧州連合(EU)のトゥスク大統領は会談後の会見で「最終合意までに残された期間は5日間しかない」「今週いっぱいが最終期限だ」と強調した。
ギリシャが5日に実施した国民投票では、EUなどが追加支援の前提としていた財政緊縮策が大差で拒否された。EU側は交渉再開に向け、同国が新たな緊縮策を示すことを求めている。
しかし、ギリシャのツァカロトス新財務相はこの日の会議で新たな案を示さず、提出は8日になると述べた。欧州側がこれに厳しい反応を示し、会議は険悪な雰囲気に包まれた。