リオ五輪、経費を10%削減へ 景気後退受け
ブラジル経済はリセッション(景気後退)局面に入り、失業率もインフレ率も上昇、通貨レアルの対ドルレートは過去最低水準まで下げている。
組織委の予算は民間拠出だが、不足分はブラジル政府が出すことになっている。そうした事態はできるだけ避けたいというのが組織委の考えだ。
サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(2014年)の前には、多額の政府予算が投じられたことに対して大規模な抗議デモが起きた。組織委はその「再発」を怖れているのだ。
その一方で組織委は、チケットの売り上げやスポンサー収入については楽観視しているという。
広報担当者は「(チケットの)完売を疑問視している者はいない」と述べた。