リオ五輪、経費を10%削減へ 景気後退受け
リオデジャネイロ(CNNMoney) 来年夏に開催されるリオデジャネイロ五輪の組織委員会は開催費を74億レアル(約2300億円)の予算内に収めるため、経費削減に追われている。不況のなか、政府からの財政援助を避けるためだ。
来年8月の開幕まで残すところ10カ月。組織委員会の各部署は、最大30%の経費削減を迫られている。
組織委の広報担当者はCNNの取材に対し「浪費はできない。そんなことをすれば公費を使わなければならないからだ。全体の削減額は約10%になるだろう」と述べた。
広報担当者によれば、警備や開会式の予算、恒久的に使われる施設の建設費は削らないという。
主な削減対象となっているのはコンピューターやインフラ関連の予算、そして運営費だ。
例えば、組織委は5000台のプリンターの購入をやめ、文書はデジタル化することにした。また複数の競技会場で、各国選手団のオフィススペースとして仮設テントを立てることにした。