中国GDP、2015年は6.9% 25年ぶり低水準
香港(CNNMoney) 中国当局が19日に発表した2015年の国内総生産(GDP)は前年比6.9%増と、25年ぶりの低成長にとどまった。
15年の成長率は、CNNMoneyが専門家らに聞いた事前予想の中間値と一致した。中国当局は通年の成長目標を7%前後としていた。
15年10~12月期(第4四半期)のGDPは前年同期比6.8%増。専門家らの事前予想は6.9%増だった。
中国経済は長年続いた高成長から減速に転じている。政府は輸出とインフラ投資から、サービス業や消費者需要へ重点を移そうとしている。
世界経済のけん引役を果たしてきた中国への先行き不安感は、世界の市場に暗い影を落としている。人民元はドルに対して大きく値下がりしている。
中国経済の成長は今年も引き続き鈍化する見通しだ。