水と電気とネットを供給、「ワットリー」がアフリカを変える
経済成長の促進
ワットリーは、生活に最低限必要な資源を提供するだけでなく、経済を急成長させる可能性も秘める。
「われわれは、ワットリーをきっかけに地元の起業家が事業を立ち上げてくれればと考えている」(アッティサニ氏)
同社は、向こう8年以内にアフリカ全体で1万台のワットリーを設置する意向で、それにより5万人の雇用創出を見込んでいる。その多くはワットリーや、ワットリーが生み出す製品の建設・保守に関連する職になるが、生活に不可欠なサービスの確実な提供から恩恵を受ける企業を通じて間接的に発生する職もある。
アッティサニ氏は、現地化された持続可能なモジュールを通じてサービスを提供するというビジネスモデルは、今後さまざまな変化をもたらすと考えている。
アッティサニ氏は、「いずれ多くの企業がワットリーに似た技術を開発するだろう」とした上で、「それにより、世界で新たな経済パラダイムが生まれる可能性がある」と指摘した。