中国に航空エンジン製造の国営企業、自主開発狙う

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中国はこれまで航空機エンジンを概ね輸入に頼ってきた。ストックホルム国際平和研究所によると、航空機エンジンは中国の総輸入額の約3割を占める。

同国は今年6月、国産とする旅客機ARJ21の飛行を開始させたが、そのエンジンは米ゼネラル・エレクトリック(GE)社製。米ボーイング社に対抗するため開発したとする旅客機C919も米国とフランスの共同事業のエンジンを搭載している。

米司法省によると、米フロリダ州の裁判所は今年6月、ジェット戦闘機のエンジンとドローン(小型無人機)を違法入手し、中国に輸送しようとした女性に輸出関連法違反で有罪判決を下した。この被告は中国内の仲間と共謀し、米プラット・アンド・ホイットニー社とGEのエンジンの購入や輸送を企てていたという。両社のエンジンは米軍が保持するF35、F22やF16などを含む主力戦闘機に使われている。

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