靴や衣類の修理を奨励、減税や還付で優遇 スウェーデン
(CNN) 傷んだ靴を修理するのと新しい靴を買うのとではどちらが安上がりか。手作業で直す人件費を考えると、大量生産品を買う方が安くつくこともある。しかしスウェーデンは修理代にかかる付加価値税引き下げなどの措置により、そうした状況を変えたい考えだ。
対象となるのは靴や衣類、皮革製品、家庭用繊維製品、自転車など。修理代にかかる付加価値税を25%から12%に引き下げることにより、修理して使い続けることを促す。この措置は20日に議会に提出された政府予算案に盛り込まれた。
さらに、洗濯機や冷蔵庫、ストーブといった家電製品の修理代は、最大で半分まで所得税から還付申請できる。これに伴い税収は推定で7億4000万スウェーデン・クローナ(約87億円)減る見通し。
ボルンド金融市場・消費者問題相は今回の措置について、スウェーデンの社会で持続可能な消費を望む声が高まっていると述べ、大量消費による二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指す政府の戦略の一環でもあると説明した。
消費者は明らかにそれを望んでいるとボルンド氏は述べ、オーガニック食品の売り上げは年に40%のペースで増え、フェアトレード製品の売り上げも伸びていると指摘。しかし現時点でそうした行動は困難を伴うことから、経済的な奨励策を求める声が強まっているとした。