新年早々にテロ、観光業の苦難続く トルコ
ロンドン(CNNMoney) トルコの最大都市イスタンブールで起きた銃乱射事件は、苦境にある観光業にとって、さらなる打撃となりそうだ。
2014年の時点で、トルコは世界で6番目に人気のある訪問先で、年間約4000万人の観光客を受け入れていた。
しかし、クーデター未遂の発生や、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」による襲撃などにより、観光客が激減した。
旅行関連の情報分析を行う企業フォワードキーズによれば、2016年に空路でトルコ入りした観光客の人数は21%減少。イスタンブールでの銃乱射事件が発生する前でさえ、観光客の数は2017年の最初の数カ月間、22%減少するとみられていた。
フォワードキーズの集計したデータによれば、昨年6月のイスタンブールの空港で爆発事件が起きた翌週はイスタンブールを目指す旅行者の数は69%減少していた。