米FRB、半年で3度目の政策金利引き上げ 保有資産縮小へ
ワシントン(CNNMoney) 米連邦準備制度理事会(FRB)は14日、政策金利を0.25%引き上げた。政策金利の引き上げは昨年12月以降で3度目。FRBが米経済について安定した状態にあると考えていることを示唆していると言えそうだ。
FRBのイエレン議長は記者会見で、金利の引き上げについて、米経済の進展を反映したものと説明した。
FRBは、今年の経済成長や失業率に関する見通しを上方修正した。
FRBの政策金利は1~1・25%となったが、過去数十年と比較すると依然として低水準にある。FRBはまた、金融危機を受けて景気を刺激するために購入していた保有資産について段階的に縮小する方針を明らかにした。
米金融街の投資家にとって金利引き上げは織り込み済みだった。今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利引き上げが行われる可能性は96%とみられていた。
5月の失業率は4.3%と2001年以来の低水準となるなど、経済状況については最近、良い数字が発表されていた。