愛犬の病気のリスクは? 犬の遺伝子検査ベンチャーが資金調達
検査結果は飼い主がペットの健康状態を理解し、病気を予防するうえで役に立つ。またブリーダーがこうした結果に基づき、特定の病気の原因となる遺伝子を持った犬同士の交配を避けたり、血統を知ったうえで救助犬を育成したりすることも可能になる。
人間の検査と同じように、ほほの内側の粘膜かだ液を採取して提出する。結果は3~4週間後にオンラインで届く。
検査費用は199ドル。23アンド・ミーが実施する人間の遺伝子検査の米国での料金と同じだ。
「興味本位で調べるだけでなく、研究の発展にも貢献したい」と、ボイコ氏は語る。それぞれの顧客や犬の情報を無断で外へ流すことはないが、顧客が拒否しない限り、検査結果に関する匿名の情報を研究者らに提供する予定だ。同社はさらに、研究結果を人間の医療に役立てられるような企業との提携も進めていくという。