ボーイングとエンブラエル、業務提携を交渉
米シアトル(CNNMoney) 米航空機製造大手「ボーイング」とブラジルの同業大手「エンブラエル」は24日までに、業務提携について話し合っていることを認める共同声明を発表した。
ただ、協議が取引につながるとの保証はないとも述べた。合意が成立した場合、両社の役員会、株主やブラジル政府の承認が必要としている。
両社の協議については米紙ウォールストリート・ジャーナルが21日に最初に伝え、買収が議題になっている可能性があるとした。ブラジル政府の承認を取り付けるのが最大の課題ともしていた。
報道などを受け、エンブラエルの株価は同日の取引時間中、28%以上上昇した。航空機製造分野で、ボーイングは世界最大手、主に小型旅客機を手掛けるエンブラエルは3位となっている。
ボーイングのライバルである欧州エアバスは今年10月、カナダの航空機製造大手「ボンバルディア」が新たに開発した単一通路型の旅客機「Cシリーズ」の製造事業で50.01%の権利獲得で合意していた。ボンバルディアの主要機材は小型旅客機となっている。