アリババのマー会長、米中貿易摩擦は「20年続く可能性も」
香港(CNNMoney) 中国のネット通販大手、アリババ集団を率いるジャック・マー会長は20日までに、米中との間で続いている貿易摩擦について、20年続く可能性もあるとの見方を示した。アリババの投資家向けの会合で述べた。
マー会長の見方が正しければ、トランプ米大統領が再選後に退任したとしても、米中間の緊張関係が継続することになる。
マー会長は米中間の貿易摩擦がアリババの事業に悪影響を与えていることを認めている。
マー会長は米中両国で多くの実業家が短期的には困難に見舞われると指摘。最終的には中国企業は他国へ目を向けざるを得なくなると述べた。
マー会長は貿易戦争が中国にとって逆風だとしながらも、中国の指導層にはトランプ政権の関税による痛みを「アップグレード」のための好機とみるよう促した。「中国は市場をオープンにしなければならない」とも付け加えた。