カルロス・ゴーン容疑者、逮捕から2週間 沈黙を続ける理由は

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今回の事件では、ゴーン容疑者のほかに、日産自動車の前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者も逮捕されている。同志社大学法科大学院のコリン・ジョーンズ教授は、「おそらく容疑者の少なくともどちらか一方に自白をさせるのが目標だろう」と語る。

ジョーンズ教授や他の法学者は、この刑事システムが検察官に有利になりすぎていると批判する。ただ、検察側はそのような主張を受け入れていない。

東京地検の久木元(くきもと)伸・次席検事は先週の記者会見で、どの国にも独自の背景や歴史、文化があり、自国の制度と異なるからと言って日本の司法制度を批判するのはフェアではないと主張した。

次は何が起きる?

これまでの検察側の主張に基づくと、ゴーン容疑者が有罪となれば最大10年の懲役が科される可能性がある。だが、専門家はゴーン容疑者が何か自白する可能性は低く、検察官に黙秘を貫く可能性もあると見る。

社会的地位の高い容疑者をこれほど長く拘束した後、起訴せずに容疑者を釈放すると、検察官の面目がつぶれる可能性もある。

笹倉氏は、ゴーン容疑者を起訴しない場合、世間が騒ぐことになるだろうと指摘する。

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