バフェット氏とのランチ、今年の落札者は仮想通貨の創設者
香港(CNN Business) 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食会への参加権を競う恒例のオークションが開かれ、今年は仮想通貨「トロン」の創設者、ジャスティン・サン氏が457万ドル(約5億円)で落札を果たした。
仮想通貨に懐疑的な立場で知られるバフェット氏が、業界の第一人者と昼食をともにすることになった。
バフェット氏はこれまでにビットコインを「殺鼠(そ)剤の2乗」と呼び、収益や配当を生まないなどと批判してきた。
これに対してサン氏は落札後、業界向けの公開書簡で、バフェット氏のような大物投資家でも波に乗り遅れることはあると主張。適切な対話と理解を通せば、仮想通貨に対する同氏の態度は変わるだろうと強気の見通しを示した。
バフェット氏はCNN Business宛ての電子メールで、サン氏の落札をうれしく思い、会うのを楽しみにしていると述べた。
バフェット氏は20年前から昼食会の参加権をオークションにかけ、収益をサンフランシスコ地域の貧困層を支援する団体に寄付している。