インド、米国製品に追加の輸入関税 260億円規模か

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インドが、一部の米国製品に対して追加の輸入関税を課す方針を明らかにした/Dhiraj Singh/Bloomberg/Getty Images

インドが、一部の米国製品に対して追加の輸入関税を課す方針を明らかにした/Dhiraj Singh/Bloomberg/Getty Images

ニューデリー(CNN Business) インド財務省は15日、一部の米国製品に対し16日から追加の輸入関税を課すとの声明を発表した。対象はリンゴ、アーモンド、豆類や一部の化学製品で、リンゴの場合は70%の税率となる。

インド政府は1年前、米国政府による鉄鋼やアルミニウムの輸入製品に対する追加関税への対抗措置として新たな輸入関税を発表。ただ、米国との貿易交渉が続く間、実施を再三遅らせていた。

インド政府は、今回発表した追加関税の対象品目の輸入額は明かさなかった。ただ、世界貿易機関には以前、約2億4100万米ドル(約263億円)相当と報告していた。

両国間の貿易総額は年間で約1420億ドル相当。米政府の統計によると、物品の2国間貿易ではインドが小幅の黒字を計上し、昨年の対米輸出額は約540億ドルで、輸入額は約330億ドルだった。

ただ、米国の貿易赤字削減に躍起のトランプ大統領が今月初旬、インドを一般特恵関税制度(GSP)の適用の対象国から外すとの大統領布告を出すなどして両国関係がきしんでいた。トランプ氏はこれまで、オートバイやウイスキーなどの米国製品にインドが課す輸入関税を再三批判してもいた。

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