中国の経済成長率、1992年以降で最低の水準に
香港(CNN Business) 中国の経済成長率が、過去30年近くで最低の水準に落ち込んだことが分かった。米国との通商関係の悪化が、依然として打撃になっているとみられる。
中国国家統計局は18日、2019年7~9月期の国内総生産(GDP)の伸び率が6%だったと発表した。4~6月期の6.2%を下回り、1992年以降で最も低い水準となった。アナリスト予想の6.1%にも届かなかった。
米中の通商協議は11日、「第1段階」の合意に達したと発表されていた。この中には今週発効予定だった米国による関税引き上げの停止が盛り込まれている。
またトランプ大統領は合意について、知的財産権問題や金融サービス分野、中国による農産物購入に関する内容も含まれると語っていた。
ただ包括的な合意の実現には程遠く、協議における最重要の課題のいくつかについても発表の時点では言及がなかった。