今度はドクター・ペッパーが品薄に、新型コロナの影響 米
(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国の一部地域で、トイレットペーパーに続き、今度は炭酸飲料の「ドクター・ペッパー」が品薄になっていることが分かった。
同ブランドを保有する企業「キューリグ・ドクター・ペッパー」によると、品薄は製品需要の増加が原因。ドクター・ペッパーの売り上げはここ4年間、増加基調が続いているという。
同社は声明で、「在庫減に見舞われた供給パートナーと協力して需要増に対応しているので、安心して欲しい」と述べ、ドクター・ペッパーの愛好者に対して引き続き地元の小売店をチェックするよう呼び掛けた。
品薄の背景には、感染拡大が始まった春に缶飲料の買いだめが起こったこと、レストランでの飲食から自宅での缶飲料の消費へと転換が進んでいることがある。
非アルコール飲料の販売会社を代表する業界団体はCNNに対し、「今はアルミ缶のように、持ち帰りしやすい容器に入った飲料の人気がとりわけ高い。飲料会社の従業員は、店頭に十分な在庫を供給できるよう最善を尽くしている」と述べた。
他の炭酸飲料も品薄が見込まれるかどうかは不明。コカ・コーラはCNNの取材に回答を控えた。CNNはペプシコにも問い合わせたが、現在は回答待ちの状況。