機内でのマスク拒否で降ろされた乗客、日本でも2人
東京(CNN) 日本で今月に入り、旅客機の乗客2人が機内でのマスク着用を拒否して、降ろされるトラブルが報告された。
日本航空(JAL)グループの北海道エアシステム(HAC)によると、12日の奥尻発函館行きの便で、マスクを着用しなかった男性客が離陸前に降ろされた。この便は約30分遅れて奥尻空港を出発した。
男性はその後、マスクを着けるとじんましんが出ると主張した。だがHACの広報担当者によると、男性はマスクの着用を拒否しただけでなく、規律に欠ける非協力的な態度を示したために降りるよう指示されたという。
7日には釧路発大阪行きのピーチ・アビエーション機内で、乗務員にマスク着用を繰り返し求められ拒否した男性が、臨時着陸で降ろされていた。同便の到着は2時間15分遅れた。同社は男性に対して法的措置を取る選択肢も排除していないという。
旅客機内ではフィルターを使った換気で感染リスクが抑えられているものの、世界の航空会社は乗客にマスク着用を義務付けたり、呼び掛けたりしている。
着用に応じない乗客が降ろされるなどのトラブルは、米国でも続発している。