「コロナ後」の対人距離、意思表示の3色ブレスレットを配布 米スーパー
(CNN) 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)収束後に向け、米中西部ウィスコンシン州のスーパーが3色に色分けしたブレスレットの店頭配布を始めた。来店客は希望する対人距離に応じて色を選ぶことができる。
ウィスコンシン州マディソンとワウワトサに計3店舗を展開するメトカーフス・マーケットは、感染対策の行動制限が緩和された今も、相手とどれくらいの距離を置きたいかという感覚は人によって違うことに着目。顧客や従業員が意思表示するためのブレスレットを、無料で配布している。
同社のフェイスブック投稿によると、ブレスレットは信号機と同じ赤、黄、緑に色分けされている。
赤のブレスレットは相手と6フィート(約180センチ)の距離を置き、身体的接触は避けたいという合図だ。黄色はまだ慎重ながら、180センチの距離は必ずしも必要ないと考える立場、緑色はハイタッチや握手もOKという立場を意味する。
顧客は入店時に好きな色のブレスレットを取って腕に巻き、店内のスタッフも1色を選んで着けている。
同社は3店舗合わせて約5万本を一括購入した。使い切ったところで需要を再検討する予定だという。