米マクドナルド、BTSコラボメニューで売り上げ好調 25%増
ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手マクドナルドは、有名人とのコラボメニュー戦略と新たに投入されたクリスピーチキンサンドが功を奏し、先月30日までの第2四半期の米国での既存店売り上げがアナリストの予想を上回る前年同期比25.9%増を記録したと明らかにした。
また新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)前となる2019年の同時期と比較しても、14.9%増となった。
同社は「BTSミール」とクリスピーチキンサンドイッチが同四半期の売り上げ増につながったと説明している。
「BTS(防弾少年団)」にちなんだ「BTSミール」/Louisa Chu/TNS/Zuma
同社は期間限定で、韓国の人気ポップバンド「BTS(防弾少年団)」にちなんだ「BTSミール」の販売を5月に開始。このメニューは米国ではなじみのなかった、同社の韓国法人が用いるレシピをヒントにしたもので、セットにはチキンナゲット10ピースおよびMサイズのフライドポテトとコーラ、そしてスイートチリおよびケイジャン味のディップソース2種類が含まれている。
マクドナルドは販売促進を後押しすべく、限定商品の導入やテレビコマーシャルの放映を実施。
これまでにも同社は、ミュージシャンらの名前にちなんだり、彼らの趣向をヒントにしたりしたメニューで成功を収めてきた。BTSとコラボレーションする以前には、J・バルヴィンさんやトラヴィス・スコットさんと提携。トラヴィス・スコットさんとのコラボメニューは大きな成功を収め、一部店舗では売り切れとなった。