米テスラ、7~9月期の生産台数64%増 市場予想を上回る
ニューヨーク(CNN) 電気自動車(EV)メーカーの米テスラは3日までに、今年7~9月期の生産台数が前年同期比64%増の23万7823台に達したことを明らかにした。
販売台数も24万1300台と、前年同期の13万9300台を大幅に上回った。7~9月期の決算発表は大幅な増収となる見通しだ。
自動車業界は半導体の供給不足と世界的な物流の混乱に見舞われているが、テスラはこれらの課題を乗り越え、電気自動車に軸足を移そうとする既存メーカーとの競争でも優位性を維持していることがうかがえる。
アナリストらによると、7~9月期の生産台数は事前の予想を1万台ほど上回った。EV需要は来年にかけ、さらに堅調な伸びが期待される。
独フォルクスワーゲン(VW)は1日、同社の新型EV「ID.4」が7~9月期に6049台売れたと発表した。同社はID.4のように安価なモデルを売り出すことで、テスラに対抗する構えだ。
ホンダは今年4月、2040年までに新車をすべてEVまたは燃料電池車(FCV)にすると宣言した。