インドにセブン―イレブン進出、ムンバイに1号店

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9日、インドのムンバイにセブン―イレブン1号店がオープンする/Christopher Dilts/Bloomberg/Getty Images

9日、インドのムンバイにセブン―イレブン1号店がオープンする/Christopher Dilts/Bloomberg/Getty Images

香港(CNN Business) インド一の富豪ムケシュ・アンバニ氏率いる大手財閥傘下のリライアンス・リテイルは7日、商都ムンバイで9日に同国初のセブン―イレブンを出店すると発表した。

リライアンス・リテールは1号店に続き、まずムンバイ都市圏を中心に住宅地や商業地でセブンイレブンを展開する計画。地元客のニーズに合わせた飲料や軽食の販売が見込まれる。

米ブルームバーグ通信の長者番付によると、インド一の資産家アンバニ氏の純資産は991億ドル(約11兆円)相当。今回の発表には娘でリライアンス・リテイル取締役のイシャ・アンバニ氏がかかわった。

この数日前、セブン―イレブンは別のインド小売り大手フューチャー・リテールとの提携関係を打ち切っていた。

フューチャー・リテールはセブン―イレブンと組んでインド全土で出店を計画していたが、5日になって、提携関係を解消することで双方が合意したと発表。声明の中で「開店目標の達成とフランチャイズ料の支払いが不可能だった」と説明した。

同社は新型コロナウイルスの影響で経営が大幅に悪化したとしていた。リライアンスはフューチャー・リテールの買収を模索したが、買収を阻止しようとする米アマゾンと法廷で激しく争っていた。

8月にはインド最高裁が、アマゾン側の訴えを認める判決を言い渡した。

アンバニ氏はここ数カ月で、インドのネット通販を独占しているアマゾンとウォルマートに対抗する姿勢を打ち出している。リライアンスが開設した通販サイトの「ジオマート」では、家電製品から衣類、医薬品まであらゆる商品を扱うことを目指す。

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