米スターバックス、エナジードリンクに参入
ニューヨーク(CNN Business) 米コーヒーチェーン大手スターバックスが、エナジードリンクの新製品「Starbucks Baya Energy」を発表した。小売店やオンラインストアで今週から販売を開始し、米国内のスターバックスでは3月1日に発売する。
Bayaのフレーバーは「マンゴーグアバ」「ラズベリーライム」「パイナップルパッションフルーツ」の3種類。12オンス(約350ミリリットル)缶1缶あたり90キロカロリーで、カフェイン160ミリグラムを含有する。希望小売価格は2.89ドル(約330円)。
スターバックスにとってエナジードリンクの発売は、魅力的な市場に参入する手段になる。
市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、エナジードリンクの米小売市場は、2020年の約160億ドルから、21年は180億ドルへと急成長している。
ただしスターバックスがこの市場に食い込むのはそれほど簡単ではなさそうだ。エナジードリンク市場は、根強いファンに支持された少数のメーカーの独占状態にある。
そうした中でスターバックスは、Bayaの成分で違いを際立たせたい意向だ。
競合製品と違って、Bayaはコーヒーの果実とコーヒー豆からカフェインを抽出するほか、ビタミンCが90ミリグラム含まれる。
Bayaのほかに、今年はフラペチーノにも、オートミルクを原料とする「キャラメルワッフルクッキー」と「ダークチョコレートブラウニー」の2つのフレーバーが加わる。
スターバックスは昨年から全米の店舗でオートミルク飲料の販売を開始していた。