ドライシャンプーに発がん性物質混入の恐れ、ユニリーバがリコール

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日用品大手ユニリーバは、スプレー式ドライシャンプーに発がん性が指摘される化学物質ベンゼンが含まれる可能性があるとして、一部製品についてリコールを発表した/Unilever/FDA

日用品大手ユニリーバは、スプレー式ドライシャンプーに発がん性が指摘される化学物質ベンゼンが含まれる可能性があるとして、一部製品についてリコールを発表した/Unilever/FDA

ニューヨーク(CNN Business) 日用品大手ユニリーバは、スプレー式ドライシャンプーに発がん性が指摘される化学物質ベンゼンが含まれる可能性があるとして、ダヴやネクサス、スアーブ、TIGI、トレセメの各ブランドで展開する一部製品のリコール(自主回収)を発表した。

米食品医薬品局(FDA)の21日尾発表によると、リコールの対象となるのは2021年10月以前に製造された製品で、全米の小売店で販売されていた。

リコール通知によると、発がん性物質のベンゼンは、吸入したり、口や皮膚を通して取り込まれたりすると、白血病や血液のがんを引き起こすことがある。

FDAは消費者に対し、対象となるスプレー式ドライシャンプー製品の使用中止を勧告し、ユニリーバのリコール情報サイトを確認して返金を受けるよう促している。

ユニリーバにはコメントを求めたが返答はなかった。

スプレー式のヘアケア製品については昨年、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)もドライシャンプーやドライコンディショナーなど30以上の製品について、ベンゼンが含まれる可能性があるとしてリコールを発表していた。デオドラントスプレーについても昨年、同じ理由でリコールを発表している。

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