米司法省、中国籍の6人訴追 捜査妨害やスパイ勧誘

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捜査に詳しい関係者はCNNに対し、捜査対象となっていた中国企業が華為技術(ファーウェイ)だったことを確認した/Patrick T. Fallon/Bloomberg/Getty Images

捜査に詳しい関係者はCNNに対し、捜査対象となっていた中国企業が華為技術(ファーウェイ)だったことを確認した/Patrick T. Fallon/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米司法省は24日、中国籍の6人をスパイ活動や中国の通信大手企業に対する捜査妨害などの罪で訴追したと発表した。

発表によると、この中国通信大手企業は米ニューヨーク州ブルックリンの連邦検察の捜査対象となっていた。司法省は社名を明らかにしていないが、捜査に詳しい関係者はCNNの取材に対し、この企業が華為技術(ファーウェイ)だったことを確認した。

メリック・ガーランド司法長官は24日の記者会見で、「こうした事例が物語る通り、中国政府は米国内の個人の権利と自由に干渉し、そうした権利を守る我が国の司法を弱体化させようとした」と述べ、「それは成功しなかった」と強調した。

スパイの罪に問われた2人は、ファーウェイに対する米連邦検察の捜査を妨害しようとしたとされる。2人とも逮捕はされていない。

調べによると、2人は2017年から、この捜査にかかわる米司法当局者1人と関係を築いていたとされる。2人はこの当局者を中国のスパイとしてリクルートしたと信じていたが、実はこの人物は米連邦捜査局(FBI)に協力する「二重スパイ」だった。

ファーウェイに関する捜査が始まると、2人はこの当局者に対し、証人や裁判の証拠、ファーウェイにかけられた容疑などに関する情報の提供を求めたとされる。当局者は引き換えに、現金数千ドルと宝飾品を受け取った。

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