ダウン症のバービー人形が初登場 多様性を反映
ダウン症は染色体22対のうち21番目が3本あるために起きることから、啓発運動には3本の染色体を示す矢のマークが使われる。ピンクのネックレスには、このマークを採用した。
バービーは1959年の発売から数十年間、常に白人で金髪、ウエストが細くて胸が大きく、非実用的なハイヒールをはいた人形だった。
マテルは2016年に売り上げの伸び悩みを受け、より現実的なモデルを導入。体格4種類と肌の色7種類、目の色22種類、髪型24種類のバービーが選べるようになった。ファッショニスタのシリーズはその3年後に誕生した。
マテルのバービー部門を率いるリサ・マックナイト上級副社長は、「すべての子どもたちに自分と同じバービーを見つけてもらうこと、自分と違う外見の人形で遊んでもらうことが私たちの目標」「ダウン症のあるバービーの発売で、遊びを通したインクルージョンの尊重という取り組みをさらに進めることができた」と強調した。