ダウン症のバービー人形が初登場 多様性を反映
ニューヨーク(CNN) 米玩具大手マテルの人形バービーのシリーズに、ダウン症のある女の子が初めて加わった。
子どもたちに美しさのダイバーシティー(多様性)を伝え、障害への否定的な見方を取り除こうとする「ファッショニスタ」シリーズの新モデル。これまでに義足や補聴器、車いすを使うバービー、白斑のあるバービーなどが発売されてきた。
新モデルでは、全米ダウン症協会(NDSS)と協力し、医学専門家の監修の下で、ダウン症がある人の体格や顔の特徴、ダウン症でよくみられる手相まで、正確に反映するよう努めた。
NDSSのキャンディ・ピッカード会長は、多様な個性を認め合い、ともに活動するインクルージョン(包摂)への大きな前進だと歓迎した。
新たなバービーは足首を支えるピンクの装具を着け、足底装具に対応するファスナー付きのスニーカーをはいている。
ワンピースの柄にはダウン症啓発運動のシンボルマークである蝶や、シンボルカラーの黄色と青を取り入れた。