米国の景気後退確率、依然45% ゴールドマンが警告
(CNN) 米金融大手ゴールドマン・サックスは9日、米国が景気後退(リセッション)に陥る可能性は45%との見方を示した。トランプ米大統領が同日、一部の国・地域に対する相互関税を90日間停止すると発表したが、ゴールドマンは米国が景気後退の重大なリスクになお直面しているとみている。
ゴールドマンは同日午後に顧客に送ったメモで、2025年の米経済成長見通しを0.5%、今後1年間で景気後退に陥る可能性を45%とした。
トランプ氏が相互関税の一時停止を発表する前、ゴールドマンは発動された新たな関税のために米国の景気が後退する可能性が高いとしていた。発表後も景気後退に陥る可能性を高く維持したことから、米経済は危機を脱していないことを示唆している。