喫煙で顔が老化、双子79組で検証 米研究

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双子79組を対象に喫煙の影響を検証した=AMERICAN SOCIETY OF PLASTIC SURGEONS提供

双子79組を対象に喫煙の影響を検証した=AMERICAN SOCIETY OF PLASTIC SURGEONS提供

(CNN) 喫煙によって目の下のたるみや口の周りのしわが増えるなど、顔の老化が早くなることを米ケース・ウェスタン・リザーブ大学のチームが双子を比較した研究で確認し、形成外科の学会誌に発表した。

研究は18~78歳の双子79組を対象にして行われた。

うち45組は、1人が喫煙者でもう1人が非喫煙者という組み合わせ。残る34組はともに喫煙者だったが、2人の喫煙歴には5年以上の開きがあった。

それぞれの写真をプロのカメラマンが撮影、顔のパーツごとに採点して比較したところ、喫煙者と非喫煙者の双子では、喫煙者の方が非喫煙者より老けて見える確率が57%だった。

双方とも喫煙者の場合でも、長く吸っている方が年上に見える確率が63%だったという。

研究では、飲酒やストレス、日焼け止めの使用の有無などの要因についても調べたが、研究対象となった双子ではこれらの要素に大きな違いはなかったという。生活環境や食生活の影響は明らかになっていない。

「喫煙はコラーゲンの生成を抑制するから、コラーゲンが減少し皮膚の血行も悪くなる。またニコチンは肌の厚みを減らす。こうして肌の弾力性が衰え、老化が早く訪れる」と、研究チームを率いたバーマン・ガイアロン医師は語る。

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