「世界一醜い犬」、死ぬ 世界中にファン 米
(CNN) 2007年の「世界一醜い犬コンテスト」で優勝し、愛敬のある容姿で米国内外のファンに親しまれてきた犬のエルウッドが11月末、8歳で天国へ旅立ったことが分かった。
ニュージャージー州南部に住む飼い主のカレン・クイグリーさんが11月30日にCNNに語ったところによると、エルウッドは米感謝祭の同28日朝、クイグリーさんの腕の中で「愛に満ちた生涯」を終えた。最近体調を崩していたが、死の原因は分からないという。「苦しまなかったのが何よりの救い」と、クイグリーさんは話す。
エルウッドはチャイニーズ・クレステッド・ドッグとチワワの雑種。人間で言うと10代前半に当たる2歳の時、カリフォルニア州ペタルマで開催された毎年恒例のコンテストで、世界一醜い犬という称号を獲得。国内からブラジル、ドイツに至るまで各地のファンから愛される存在となった。
クイグリーさんによると、エルウッドは口の左半分に歯がなく、常に舌を左側に出していた。初めて会う人々はたいていあっけにとられ、「犬なのかどうかさえ確信できない」といった表情をみせたという。
クイグリーさんはインタビューで、「エルウッド自身は容姿に自信を持っていた。自分はとてもハンサムだと思っていたのです」「小さな犬としての短い命の間に多くの出会いがあった。エルウッドは私の人生、私の心の大きな部分を占めていた」と振り返った。