台北でパンダの赤ちゃんがデビュー、初の台湾生まれ
(CNN) 台湾で初めて生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんが6日から台北市立動物園で一般に公開されている。
赤ちゃんパンダは人工授精で昨年7月に誕生し、母親の「円円(ユエンユエン)」の字をもらって「円仔(ユエンザイ)」と命名された。動物園によると、公開初日は約1万人の行列ができ、開園の何時間も前から並んだ人もいるという。
円仔は丸太や木によじ登るなどして大勢の観客を喜ばせ、木から降りると母パンダに抱かれて昼寝する姿を見せた。
動物園は入場者を1日2万人以下に制限している。
台湾では赤ちゃん誕生でパンダブームが巻き起こり、ユーチューブにも専用チャンネルが登場。台北市は今後半年間の経済効果を5億台湾ドル(約17億円)と見込んでいる。
母親の円円と父親の「団団(トアントアン)」は中国が2008年に台湾に寄贈した。2頭の名を合わせると中国語で「再結合」の意味になる。