ホッキョクグマが測候所を包囲、調査団が缶詰めに ロシア
クマたちはここ数日、建物の近くで眠ったり、取っ組み合ったりしたりしているといい、調査団が1日に2回、観測基地から数百メートルの地点で行うはずだった海水温度測定などの観測もできない状況が続く。
このためホッキョクグマパトロール団が調査団と連絡を取りながら、クマを追い払うために必要な装備を提供するようロシア政府に働きかけているという。
北極海ではホッキョクグマの生息する海氷が解け、餌となるアザラシの個体数も減少。米国立測候所は、2050年までにホッキョクグマの個体数は現在の3分の2まで減ると予想している。